コナミデジタルエンタテインメントが、和風アクションの金字塔『がんばれゴエモン』シリーズ40周年を記念して、オリジナルゲームサウンドを集めたCD-BOX『がんばれゴエモン音楽集・紅』と『がんばれゴエモン音楽集・白』を2026年10月14日に発売する。7月27日から予約が始まり、コナミの公式ショップ「コナミスタイル」で商品ページも公開された。7月2日には13タイトルを収めた復刻集『がんばれゴエモン大集合!』が発売されたばかりで、40周年の熱がそのまま音楽方面へと飛び火した格好だ。ゲーム音楽ファンにとって、この夏いちばんの朗報かもしれない。
「紅」「白」で1000曲超という物量
今回の目玉は、なんといってもその規模だ。「紅」と「白」はそれぞれ500曲以上を収録し、二箱あわせれば軽く1000曲を超える。「紅」には看板作『ネオ桃山幕府のおどり』を筆頭に、ファミコン版・MSX2版の『からくり道中』、『がんばれゴエモン2』『外伝 きえた黄金キセル』など12タイトルとボーナストラック、「白」には『でろでろ道中 オバケてんこ盛り』『ゆき姫救出絵巻』『奇天烈将軍マッギネス』ほか9タイトルが並ぶ。ファミコンの初代から人気のスーパーファミコン作品まで、シリーズの歩みがそのまま音の年表になっている。単体のサントラでは味わえない、通しで聴くからこそ見えてくる作風の変遷がここにある。
CD初収録タイトルという“発掘”
コレクターの心をくすぐるのが、これまで正規に音源化されてこなかったタイトルの初収録だ。「紅」では『宇宙海賊アコギング』『東海道中 大江戸天狗り返しの巻』『星空士ダイナマイッツあらわる!!』の3作、「白」では『もののけ双六』『来るなら恋!綾繁一家の黒い影』が晴れてCDに刻まれる。マイナー作ほど手に入りにくかったゴエモンの音を、正規音源でまとめて聴けるのは大きい。眠っていた楽曲が日の目を見る、まさに“発掘”の一箱だ。「白」の初収録2作はいずれもスーパーファミコン期の作品で、リアルタイムで遊んだ世代には格別の再会になるだろう。
お囃子とシンセが交わる“和”のゲーム音楽
ゴエモンの音楽といえば、三味線や太鼓を思わせるお囃子のフレーズを、ファミコンやスーファミの矩形波でいきいきと鳴らしてみせた独特のセンスにある。時代劇のようでいてポップ、そしてどこか祭りの高揚感がある。歴代のコナミ社内サウンドチームが磨いてきたその手触りが、初期作から円熟期までひとつの流れとして俯瞰できるのは、単なる懐古を超えた資料的な価値がある。和のモチーフとゲーム機の限られた音源が真っ向からぶつかった、あの時代ならではの発明を再確認できるはずだ。制約の中で工夫を凝らしたからこそ生まれた旋律の強さを、いま改めて噛みしめたい。
特典と予約情報
コナミスタイルで「紅」「白」をセット購入すると、特典CD『ミュージック フロム 冒険時代活劇ゴエモン』が付属する(数量限定)。また公式Xアカウントでは、7月27日から発売前日の10月13日まで、1日1曲の試聴動画が投稿される予定だ。40年分の音を一気に浴びられるこの機会に、和風ゲーム音楽の原風景をあらためて確かめてみてはどうだろう。ボーナストラックには『大江戸大回転』や最新の『がんばれゴエモン大集合!』からの楽曲も含まれ、40年の節目にふさわしい目配りがうれしい。予約はコナミスタイルですでに受付が始まっている。