猫というのは気まぐれですが、それすらも非常に可愛らしいもの。明治時代の貴重な写真や、江戸時代の絵にも登場し、昔から人間ととても良い関係性を築いていたんだなあとわかります。ここに猫たちの営むラーメン屋がある。店の名はラーメン赤猫。沢山の猫好きに支えられている…そんなアニメ。それがラーメン赤猫。
筆者も御多分に洩れず猫多頭飼いの猫好きなのでラーメン赤猫は原作の漫画からずっと大好きで追っかけておりました。
まさしく猫好きに支えられている漫画なのか、最初はジャンプ+のインディーズ連載という単行本になるわけでなく、PV数に応じて漫画の原稿料が支払われるという連載方式だったにも関わらず、連載当初からジワジワと人気を伸ばしていき、インディーズ連載ながら単行本が刊行されるという初の例となり、アニメ一期の最終回でもあった主要キャラクターの一人社珠子がアルバイトから正式に正社員として雇われることになるエピソードと共に、ラーメン赤猫もついにインディーズ連載から本連載へ移行するというジャンプ+初の偉業を達成。そしてさらにそこで勢いは止まらずアニメ化まで漕ぎ着けるというエピソードから、その人気の凄まじさが伝わるでしょうか。
そんなアニメラーメン赤猫ですが、先日惜しまれながら第1期アニメが大人気御礼で終了し、ファンはいつまでも発表されることの無い2期に淡い期待を寄せていたところ、先日のジャンプフェスタにてアニメ第二期の制作が決定したと発表されSNSを盛り上げておりました!
というわけで、そんなおめでたいこの機会に第1期の劇伴の振り返りをしていきたいと思います。
アニメのラーメン赤猫を初めてみた時にまず思ったのは「クレヨンしんちゃん」とかに通ずるような、ファミリー向けのアニメの劇伴みたいだな!ということ。例えばよくある美少女の日常を映したようなゆるいアニメ的なノリとも違うし、もちろんここ最近のアニメと比べてもどこか懐かしいような、ホッとするような感覚のこの音楽は、作曲家のマツオカヒロタカさんの手によるもの。マツオカヒロタカさんは赤猫のED曲も歌っていた離婚伝説のミックス作業を行ったり、ボートレースのファンファーレやCMソング、アレンジなど多岐にわたるお仕事をしてらっしゃるお方。流石に懐が広く経験値も桁違いなためうまくラーメン赤猫の良さを引き出しつつ、良い意味で目立ちすぎない素晴らしい劇伴に仕上がっていると思います。
現代のJPOPなんかでもそうですが、劇伴も例外ではなく出来るだけ要素を詰め込んだような足し算だらけの曲が多い中、シンプルに「アニメに込められた空気感」ラーメン赤猫の独特の癒しなどを表現したような潔い曲が印象深いです。しかもそれが全曲、ここでかかってた!ってわかりそうでわからない、絶妙に赤猫の従業員達の可愛さが伝わってくるような、その場の雰囲気が封じ込められているような…そしてもう一度アニメを見て確認したくなる出来なので、9月末に発売されているサウンドトラックも是非とも手に入れて頂き、赤猫一期を見直しながら第二期の仕上がりを首を長くして待ちましょう。
ラーメンでも食べながらのんびり、そんな気分にさせてもらえるアニメはなんというか久しぶりで、是非ともみなさんにも見て、聴いて頂きたいと思います。
公式サイトhttps://x.com/ramenakanekoより引用