当時この作品に性癖を捻じ曲げられた読者がどれほどいただろうか。下手すりゃ親子3代全員読者もあり得る怪物漫画家高橋留美子先生の昭和後期から平成初期の名作、らんま½である。余談だが、筆者はモロにらんま世代だ。大体氷河期世代くらいがらんま世代にあたる。ちなみに新人類世代、バブル世代はうる星、めぞん世代となり、バブル世代で犬夜叉、境界のリンネはゆとり世代やZ世代とこのように高橋留美子作品は世代の名称がわりに用いる事が出来る。
あの島本和彦先生の名作アオイホノオや、細野不二彦先生の1978年のまんが虫などの漫画家マンガでも登場したりする高橋留美子先生。まさしく日本を代表する漫画家の一人であることに異議を唱えるものはいないだろう。
全作品好きだが、やはり世代なだけあってらんまは特別だ。リメイク作品が作られる!と言われても手放しで喜べないのがオタクの悲しくもめんどくさいところなのだ。
アニメだってあの時代にしてはかなり出来が良かったはずだし、声優だってピッタリだった。それがリメイクでどう変わるか!楽しみでもあり不安になるのがファン心理だ。
フタをあけてみればメインキャラの声優はほぼ続投と聞き、喜ぶ人達が多数。もちろん筆者もそうだった。しかし決まったら決まったで「かなりの大ベテランとなってしまった方々に本当にあの頃のハツラツな演技が出来るのだろうか…もしかすると新しい声優に任せた方が良かったのかも…」とか考えだしてしまう。要するにマジでめんどくさいファンの一人だった。それがどうだ。あの頃のまんまの声!そしてクオリティはさらに磨かれて完璧なモノに!なんなら女らんまの声(cv.林原めぐみ)なんかあの頃より若く感じるレベルだ。やっぱレジェンド声優さんたちは凄いや。筆者の矮小な心配事なんか綺麗に吹き飛ばしてくれる。そして令和に素晴らしいらんまをありがとうという気持ちだ。
思いの丈を書き殴ってしまったが、こんなにめんどくさい筆者だからこそ、今回の劇伴がどんな出来なのかももちろんとても気になっていた。しかしコレに関しては聞く前から正直心配はしていなかった。何故なら作者はあの和田薫氏である。1980年代から劇伴作家として活躍されており、さらには犬夜叉の劇伴を担当していたと聞けば素晴らしい音楽は約束されたようなモノである。
ちなみに旧作のらんまの劇伴についてはこちらの記事を参照されたし。
実際に新アニメを見た人はきっとわかるはず。あの、これこれ!コレがいいんだよ的な劇伴。らんま世代の人には1番耳馴染みの良い、わかりやすい劇伴という感じだ。
最近のアニメによくある、たくさんの音を使ったオーケストラのような感じとは一線を画す、80年から90年代によくあった、お約束的でありクリシェな劇伴。例えば戦闘シーンなら重々しい音を使った勇ましい雰囲気であったり、ギャグシーンであればカチャカチャした音におちゃらけたメロディというような、どこかホッとする劇伴なのだ。
もちろんこれからストーリーが続くにつれて真新しい劇伴なんかも登場するかもしれないが、今のところ5話までの中には、旧作でも使われてたんじゃないのか?ってくらいに「らんま」っぽくて平成初期な劇伴。はちゃめちゃで、勢いがあるらんまにはピッタリな曲だらけで聴いていても楽しい。良い意味で存在感がありまくり、目立つところもなんだか愛おしい、令和の新らんま½の劇伴はブレることなく平成感満載の愛ある劇伴で、しっかりらんまの世界観を支えていると言える出来だ!

公式サイトhttps://ranma-pr.com/より引用