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劇伴音楽をわかりやすく世界に発信
株式会社アテナ

君のことが大大大大大好きな100人の彼女、劇伴はちゃんとイカれてなくて安心しました 

最近の作品は長いタイトルが多くてこんがらがりますが、この作品は異彩を放ちすぎてて大丈夫。君のことが大大大大好きな100人の彼女。略して100カノ。現在もヤンジャンで連載されていますが1週遅れで無料アプリのジャンプ+でも読めてしまうので第一話から漫画を読んでおりました。負けヒロインが一人もいない作品ということで見始めましたが、同じくジャンプで負けヒロインを作らなかった作品「ぼくたちは勉強ができない」のように、エンディング分岐をパラレルワールドで全て描き切る!という手法ではなく、100股して全員幸せにするというちょっと何を言ってるかわからない系の力技で負けヒロインを作らない今作。作品のテンションがずっと振り切れて高い、少年漫画ラブコメの王道?的な純愛?系漫画です。わかります。自分でも何を言ってるのかわからないですが、このアニメに関してはこの説明で矛盾していないのです。アニメを見てもらえればわかってもらえるはず…

劇伴はイカれてないぞ!

作品自体はとても良い意味でクレイジーなノリで突き進んでいく気持ちよさがウリですが、アニメの出来がものすごく良く、しかも劇伴もすこぶる評判が良いです(SNSで劇伴が絶賛されている作品って中々ないのでこれは凄い事です)。

登場人物が沢山いるため、声優さんの演技を邪魔しないように劇伴はそこまで多くかかってくるわけではないのですが、劇伴のない部分も演出として素晴らしい出来になっているため、製作陣の作品愛が感じられます。そして肝心の劇伴はというと、ものすっごく真面目な出来!割とテンション高いギャグシーンでも純愛モノの真面目な恋愛シーンで使われそうなピアノの旋律が美しい曲が流れていたりしており、そのテンション感のちぐはぐさが、主人公の恋太郎と恋太郎ファミリーは真面目に恋愛をしていてこうなっているのだというただならぬ説得力となり、かつギャグシーンとの対比となってキレを増しています。クレイジーなのに本人達は至って真面目、という図式はあの名作漫画バクマン。の中で語られていた「シリアスな笑い」のようなメカニズムの笑いですが、それが漫画での表現よりも劇伴によって後押しされているのも視聴者の皆様の高評価ポイントとなっているのかもしれません。

OPテーマ、劇伴作家陣も共作の豪華版!

劇伴の多くはあまり表に出てこないのが正解であり、作品を裏から支えるモノなのが常なので中々劇伴作家の皆様の活躍というものを知ることが出来ない(だからこそ、当サイトがあるのですが)のですが、今作はなんとOPテーマの「大大大大好きな君へ」が、いまやアニソン作家の第一人者とも言えるユニゾンスクエアガーデンのベーシスト田淵智也さんと共に劇伴作家である滝澤俊輔さん、睦月周平さん、ebaさんが共作しているという豪華な曲が聞けるのも今作の魅力のひとつです。

劇伴の作家さんの劇伴も、歌入り楽曲も楽しめる100カノ。是非とも視聴してみてはいかがでしょうか!

公式サイトhttps://x.com/hyakkano_animeより引用

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