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株式会社アテナ

伝説を打ち立てる準備万端!メダリストの劇伴は作品に負けず劣らずとんでもない出来!

この作品、筆者は恥ずかしながら去年の京伴祭の劇場内CMで初めて知りました。しかしそのCMの出来が素晴らしく、宿に帰ってすぐ調べてみたらものすごい作品だということがわかり、アニメの放送をずっと心待ちにしていた作品となりました。

メダリストは、つるまいかだ先生の漫画家デビュー作。デビュー作がいきなりアニメ化ってだけでもう凄いことなのだが、この漫画を作るにあたって出てくるエピソードが一つ一つ破壊力が凄すぎる。

まず、OPを歌う米津玄師さんが「とにかく素晴らしい漫画なので全人類読んでください」と評するほど、この作品の大ファン。さらに昨今アニメソングといえばこの方は外せないキタニタツヤさんも作品の大ファンを公言。さらには劇伴がどんなものになるのか楽しみとまで言わしめている。もちろん音楽界だけに留まらず、フィギュアスケート界で言えば日本で、いや世界でもトップ人気を誇る羽生結弦選手もこのアニメを感情移入しながら見ているそう。この作品の振り付け協力で参加している元フィギュアスケート選手の鈴木明子選手も、「まるで自分がリンクの上にいるような感覚」と、並々ならぬ感情を込めて読んでいらっしゃるんだな…と伝わる珠玉のコメントを残している。

次に来る漫画大賞2022で第一位をとっており、他多数の受賞歴がある…ここまで書いてても「本当に?」と言いたくなるほど社会的評価の高さに驚いてしまう。

さらに驚くべきエピソードに、作者のつるまいかだ先生が元々「アイドルマスターシンデレラガールズ」という作品の龍崎薫というキャラを推しており、そのキャラの声優である春瀬なつみさんも同時に推していた事により、作品の主役である結束いのりの声優を担当して貰っているとSNSで話題になっていたこと。エピソードに事欠かないということは、それだけパワーのある作品ということ。つるまいかだ先生はデビュー作でいくつ夢を叶えてしまっているのでしょうか…!

林ゆうき先生の素晴らしい劇伴!

木琴でイントロを奏でて、純粋さや無邪気さを演出しながらも、ほのぼのとした雰囲気になれるような曲、ピアノで始まるアップテンポで楽しげな曲、その他にも子供らしさを感じられるような楽曲を中心に流されている場面が多いが、弦楽器の軽快でキレのあるスタッカートが印象的なかっこいい曲、ピアノとストリングスが揺れる心情を余すことなく表現している心動かされる楽曲などの大人っぽい雰囲気の曲まで盛りだくさんの内容となっている。どの曲にも個性があり、なのに劇伴としてアニメのバックで鳴っているとそのシーンに溶け込んでいる故に物語の方に集中させられてしまうという、劇伴ならではの作りになっているおかげで何度も再生を繰り返してしまった。

林ゆうき先生の劇伴とは違うが、第四話の演目シーンで流れるホルストの組曲、惑星の中の「木星」という曲ともアニメの絵がしっかり合っていて感動モノなので是非とも見て欲しい。ちなみに、作曲者であるグスターヴ・ホルストもさらりと生きてきた人ではなく、多くの困難や紆余曲折を経て後世に語り継がれる作曲家となっている。そういった背景ももしかするとこの時の主人公結束いのりの心情と重ねて表現しているのかもしれない。

すでにSNSを中心に今期アニメの中でも一際高い注目度のメダリスト、是非とも皆様も追いかけてみて欲しい。絶対、損はしないです。

公式サイトhttps://medalist-pr.com/より引用

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